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有川浩著『植物図鑑』角川書店

あまーい! オウ! スイート!!
でも、嫌いじゃなーい!
そんなラブストーリーでした。



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夏川草介著『神様のカルテ』小学館

静かだけど力強く、心地よいお話。
自分の考えを真正面から放つ小説って、随分久しぶりに読んだような気がします。
このような作品には、文学を感じます。
文学の定義はよくわかりませんが……。

いろんな「始まり」と「終わり」が交錯しています。
「終わり」という言葉は、なんだか哀しい感じがしますが、それが「終わり」のすべてではない。そんな気がしました。

ところで作者のお名前は、やっぱりあの文豪を意識してるんでしょうか?
たぶん、意識してますよね。

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藤島康介著『漫画描き方入門じゃありません』講談社

たしかに、タイトルにいつわりなし!

でも、描き方入門のほうがもっと売れたのでは……。
実際の売り上げがどうなのかは知りませんが、そう思わずにはいられない一冊。


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外山滋比古著『思考の整理学』ちくま文庫

なぜだか最近、外山さんが注目されているようで本屋さんに行ったら、平積みされていました。
文庫版の初版が1986年の4月だそうで、手元にあるのは2009年5月の第50刷!
すげー、読まれてる。
ついてたオビによると、東大・京大で一番読まれてるとかなんとか(オビどこかにいったので正確な文句は忘れてしまいましたが……まあ、頭のいい学生はみんな読んでるよ、みたいなうたい文句でした)。

内容をかいつまんでいうと、
「外山式アイディア貯蓄法&活用術」

23年前に書かれたとは思えないくらいタメになる本。
いろいろな思いつきを、思いつきで終わらせないようにする工夫がいっぱいでした。創作する人なら、少なからず共感する部分があるのではないでしょうか。

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木村秋則著『リンゴが教えてくれたこと』(日本経済新聞出版社)

『奇跡のリンゴ』で一躍有名になった木村秋則さんの本。
農薬を使わない独自の「自然栽培」が成功するまでの日々を振り返った一冊。
有機農法はかえって、よくない場合があるなど、この本を読んではじめて知りました。

木村さんのように、ひたむきに頑張っておられる方の話を読み終えると、「よし、こっちも頑張るぞ!」という気持ちになります。
全然、分野は違いますけどね……。

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古今東西『西遊記』!

       
13fd248b.jpg以前、『西遊記』のはしご読みをしたときに思ったのですが、本当にいろんな解釈の仕方があるのだなぁと感心させられました。大まかなところは同じでも、キャラクター設定の仕方や、テーマの置き方など、小説を書くにあたってすごく勉強させられたように思います。

と、いうわけで、いろいろな西遊記を集めてみました。







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木暮太一著『今までで一番やさしい経済の教科書』(ダイヤモンド社)

経済がわかりにくいということが、よくわかった。

(内容云々よりも、パソコン原稿特有の記入ミスが目についてしかたがなかった。訂正した文章の消し忘れとか、前半ボロボロなのが非常に残念。刷りなおすとき、ぜひなおして欲しい)


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高任和夫著『偽装報告』(光文社)

大手自動車メーカーの欠陥隠しの話。
隠し通すのか、リコールするのかで大きくもめる会社。
黒を白と言わなければ、会社から切り捨てられるサラリーマン社会。

なんかこうして書くと、くらーい感じですが、そこは作者の力量なのか淡々と読み進めることができました。
やけに酒におぼれる人が多かったのが、少し気になりましたが、サラリーマンとはそういうものなのでしょう。よく、わかりません。

気になったところといえば、終わりの部分。
これで、終わりでいいんですか? といった感じ。まとまってはいるけど、それは答えになってないんじゃ、という気もする。会社(やユーザー)のことを考えてとった行動みたいに描いているけど、結局、個人主義の身勝手に見えた。最後の最後ですごい無責任な主人公に、呆然。
……まあ、サラリーマンとはそういうものなのでしょう。

読者が読みたいのは、崩壊までの過程ではなく、崩壊後の再生だと思うのですが。
思いちがいでしょうか。


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影山明仁著『名作マンガの間取り』(ソフトバンククリエイティブ)

実際に建築関係の仕事をしている著者が、マンガに出てくる家の間取りを図面にしてみた本。
住人などのちょっとしたコメントなどが載っていて、知っている作品なら、にやりと口元がゆるんでしまうことうけあい。見開きで一つの物件が取り上げられているせいか、見やすくて、おもしろかったです。

不朽の名作『サザエさん』もおもしろかったけど、個人的には『注文の多い料理店』の間取りもおもしろかった。

読んでいるとなんだか不思議な感覚になるのが、またよいですね。
「そうそう、ここ曲がると、通路になってる、なってる」
みたいな、妙な共感を覚えたりして、それが楽しい。
いつもは意識していない建物を俯瞰図で認識するのは、脳みその体操にもなっているような気がします。


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小川一水著『フリーランチの時代』(早川書房)

ひさしぶりにSFを読みました。最近、日本のSF小説は絶滅の危機に瀕しているのではないかと思っていたのですが、そんな心配は無用でした。おもしろかったです。
表題作を含めた短編が5つ収録されているのですが、独立した話でありながら、根底に流れる世界観やテーマなどにはつながりがあって、いろいろと未来について考えさせられました。
近い将来、我々はどのような形で太陽系を行き来し、恒星間を旅するのでしょうね。

恒星間を移動できるほどの寿命を手に入れたとき、人類の精神はさらに高次のものへと変化するのでしょうか? いやー、実に興味深い。

月面会議(スピノール)などの設定も、すごく現実味があってよいですね。

勢いあまって『天涯の砦』(同じく早川書房)も読んじゃいました。
読んだあとで、最近、文庫版が出たことを知りました……。


 

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